6/10 3軒目 たこ焼き座
たこ焼き座
6個 350円
ソース、かつお、
マヨネーズ
柔らかさ4/5
表面のカリッとさ5/5
タコの大きさ 普通
ソースは甘辛く、
非常に味が濃い。
同行者 ダテカイ、T氏
こちらもなんばグランド花月、略してNGKからアーケードに抜ける道にある。
1軒目で紹介した「わなか」の真向かいにあり、バチバチと火花を散らしている。
まさに激選区と言えよう。
こちらは並んでいる時に撮影。じっくりと時間をかけて焼いており、表面はかなりカリカリになっている。
左サイドのたこ焼きはまだ若者で、右サイドのように焼き色がついてから船に乗って運ばれていく。
キレイな心では社会に飛び込めない人間社会の縮図のようでもある。
この店は6個入りを「特小」と呼称。中で12個だが、一人で食べる場合は特小6個で十分だと思う。
ちなみに、1個50円として計算し、それに箱代か何か?として50円を足すと値段が出てくる法則。
昔は大阪の田舎では、駅前なんかで6個100円でたこ焼きを売っていた。1個あたりの大きさは小さかったが。
一時期小麦の価格が高騰したとか、昨今の物価上昇だとか難波あたりは家賃がものすごく高いとか、様々な理由はあるだろうが、1個50円と言われるとたこ焼き屋も出世したな〜と感慨深いものがある。
などと感傷に浸っているとたこ焼き様の登場だ。
まず、表面がかなりのカリカリである。毎回つけている「表面のカリッとさ」スコアでも最高得点をマーク。表面がここまでカリカリのたこ焼きは個人的には初めてである。それでいて、中もトロトロ。
トロトロと書くかとろとろと書くか、どちらがおいしそうに見えるかはなかなか難しいところである。どちらがいいか教えてください。
同行者の感想
「関東のたこ焼きに近い」
by ダテカイ氏
「家で作るとこの味になる。150円で食べたい」
by T氏
というわけのわからない感想を両名からいただいた。
ダテカイ氏曰く、関東のたこ焼きは銀たこに代表されるように表面がカリカリだというのだ。
コイツ、銀たこしか食べたことないんじゃないのか
なかなか鋭い観察眼である。
T氏にいたっては、自分でこの味を再現できるというのである。150円はさすがに言い過ぎだろうがそれだけ大阪人に慣れ親しんだ味ということである。知らんけど。
(後日、実際にT氏によるたこ焼きパーティーが何度か開催された。その様子はまた後日。お楽しみに)
味という意味では、まさに「大阪のたこ焼き」という感じ。
中のとろとろさ加減とか、特に表面のカリカリ具合なんかはこの店はかなり振り切れた数値をマークしているので、ぜひ一度食べてみることをオススメする。カリカリ好きにはたまらないはず。
個人的総合評価
決して悪くはない。
わなかのすぐ向かいにあることからアクセスもよく、行く価値はある。
今回はたこ焼き食べ歩きツアーでソース味に限定して注文していたが、この店はたこやき三昧という面白いメニューがあった。
6種類の味が楽しめるらしい。たこ焼きにチーズは鉄板で合うし、ポン酢や塩、醤油、プレーンなどいろいろ食べ比べられて嬉しい。
これを頼んでみるのもいいかも。他にもお好み焼きなんかもあるし2階では120分飲み放題プランもあるらしい。観光地の食事としては十分アリだ。
間違ってもそこらにあるクソまずい豚骨ラーメンチェーン店に入らないようにしていただきたい。
というわけで、
リピート店認定
です!
おまけ 今日のAR
6/10 2軒目 「大阪で一番おいしいたこ焼きくん」
「大阪で一番おいしいたこ焼きくん」
7個 280円
ソース、かつお、
マヨネーズ
柔らかさ1/5
表面のカリッとさ3/5
タコの大きさ 普通
ソースはあっさりめだけど
わなかより甘みが強く
後味が少ししょっぱい。
同行者 ダテカイ、T氏
どちらかといえば裏口?に近いのか、たまに芸人さんが通っていたらしく列に並んでいる人や、そこらへんで食べている人が「あ、〇〇通った」などと言っていた。
観光で大阪に来てここに並べばお笑い芸人に会えるかもしれない。
このたこ焼き屋に並んでいる人たちは半分以上外国人だった。
昨今のインバウンド事情から大阪のなんば地区には外国人がかなり増え、歩いている人の半分は海外から来た旅行者である。
なので、たこ焼き屋に外国人が並んでいるのは珍しいことではないが、ここは特に多い印象を受けた。海外の誰かがブログか何かで広めているのだろうか?
こちら、赤線の枠で囲っている人はみんな行列に並んでいるのである。
休日の昼間とはいえ、人気っぷりがうかがえるというもの。
色濃い不況が感じられる昨今だが、たこ焼きという食べ物のビジネスの可能性は無限だ、ということを教えてくれる。
このブログを作成するにあたりたこ焼き屋を数多く回ったが、食券制なのはここだけである。 ※最初の写真でもわかる通り提灯の下に小さな食券機が見える。
食券機にはメリットが多数ある。
・従業員がお金を触らなくていい(衛生面でのメリット)
・お釣りの渡し間違い等がない(トラブル・クレームの防止)
・限られたスタッフしかお金を管理しない(盗難・横領防止)
ぜひ飲食店経営されている方は食券機の導入を。
などとウンチクをたれていたらいよいよたこ焼きがきた。青のりはかかっていない。
みなさま、写真をご覧になって「ん?」とならなかったでしょうか。私はなりました。
左下のたこ焼きに注目していただきたい。何か粒状のものが見られる。
何を隠そう隠しませんが、これは「天かす」である。
そう、ここのたこ焼きの大きな特徴。それは「天かすの量」だ。
まず、歯ごたえがサクサク。
ただ、たこ焼き生地表面のカリッと感とはまた別物の天かすの歯ごたえ。
天かすの割合が大阪でもっとも多いのはこの店かもしれない。それくらい天かすを感じる。
フィール・ザ・天かす。
たこ焼きブログを書くにあたり味には非常に神経を使う。
舌や五感で感じた全てをできるだけ詳細にお伝えしたいからだ。
粉感はあるか、タコの大きさはどうか、生地の柔らかさやダシが効いているかどうか。
甘み、塩味、旨味、様々な要素がこの小さな球状の中で複雑に絡み合い、小宇宙を
形成しているのだ。
が、ここのたこ焼きに限りそんなことは全て忘れて
フィール・ザ・天かす。
もはやたこ焼きというかスナック菓子か駄菓子。食事というか完全におやつ。
大きさも小ぶりであるため、そこまでお腹いっぱいにはならずおつまみ感覚でいけるのも魅力。ビールのアテにも良さげ。
味としてはうまい。これはこれでうまい。
個人的総合評価
他のたこ焼きからするとあまりにかけ離れた味と食感であるためここは賛否両論あるだろうが、十分再訪する価値があると感じた。下町の駄菓子屋のおばちゃんを思い出すなんとも懐かしい味だ。価格が安いのも魅力的。小ぶりで可愛いやつである。
リピート店認定
です!
おまけ
フォルダにこのARを使った写真が結構あるため、一応毎回載せて行こうと思う。
本当にここのたこ焼きが2.4cmかどうかはぜひ実際に行って確かめてみていただきたい。
6/10 日曜日 1件目 「わなか」
「わなか」
8個 450円
マヨネーズ
柔らかさ4/5
表面のカリッとさ1/5
タコの大きさ 普通?1~2cm
ソースは意外と濃厚で
甘みと少しの辛味?
同行者 ダテカイ、T氏
「おいしいたこ焼き屋さんってどこ?」と大阪人に聞いたら10人中7人が「わなか」と言いそうな雰囲気さえある有名店。
場所はなんばグランド花月(通称NGK)のすぐ横に立地し、知名度、存在感、間違いなくトップクラスである。
記念すべき大阪たこ焼きブログ一発目はやはりここしかない。
この2018/06/10という日は
「大阪人の、大阪人による、大阪人のための大阪たこ焼きブログを作ろう!」
という目論見で初のたこ焼き食べ歩きツアーが開催された日であり、その記念すべきツアーの1店舗目に選ばれたことからもわかるであろう。
まさに大阪人が「まずたこ焼きといえば」でチョイスする名店である。
ただ、筆者本人も最後にいつ食べたのか覚えていない。このNGK横は月に必ず何度か
訪れる場所であり、いつも目にはしているのだが
そもそも
" 行列に並んでたこ焼きを外で買って食べる習慣がない "
のである。
久しぶりに外でたこ焼きを買って食べることに少し心はワクワクしていた。
当日は日曜日ということもあり、NGKの前は人通りがすさまじくここ最近の大阪のインバウンド事情もあってか外国人が非常に多い。お目当ての「わなか」にもいろんな人種が並んでいたように思う。
さて、やはり超有名店。当然行列ができている。待ち時間を考慮に入れなければ「わなか」のたこ焼きをゲットすることはできないと考えるべきであろう。お土産などで持参してくれた人に対して行列の待ち時間分もこれからは感謝してほしい。
実食タイム
「うん、普通。」
のっけからで申し訳ないのだが、これしか言葉が浮かばない。
おいしいよ、もちろん確実においしいのだ。
ただ、
大阪人がイメージするたこ焼きそのまんま
すぎて言葉が出ない。
うーん、偏差値でいえば50とかになるのかなぁ。
「車用意しておいて」と言って出てきたのがカローラでした、みたいな。違うか。
うーん、なんだろう、うまく言えないこの感じ。
(後日談としては、非常によくできたたこ焼きであり、まさに"東京や他の地方から来た人にまず食べさせるべきたこ焼き"である、という結論に達しました)
同行したT氏(大阪人)も「うん、普通やな〜」と微笑んでいる。
この時点ではまだこうとしか表現しようがない。なにせ1店舗目だもの。
「オードブルなソース」
「置きに行ってる感ありますよね」
などの迷言を連発したダテカイ氏についてはまた後ほど語るとして。
- まず、デカい。サイズ的に一般家庭で作るものより大きい。(後日談で実はこのサイズはそんなに珍しくない)
- トロトロすぎて一口で食べないといけないが熱々なのが怖くて食べられない。
- マヨネーズが標準なのは高評価。(これまた後日談で、ほとんどのお店がマヨネーズをON or OFFを選択できる。)
よく「外はカリッと中はふわっと」なんて表現がされるが、こちらは
カリッと要素は1mmもなく、中はトロトロで水分量が多い。
できればお箸とスプーンで小籠包感覚で食べたいくらいの柔らかさである。
カリッとはカリッとの良さがあるけど、これはこれでいいよね、という感じ。
「ふわふわとろとろ〜♪」 と言いながら女子が食べているのが想像できる。
女子ウケはおそらくかなりするであろうと思われる。
2個しか食べてないけど結構お腹がふくれる。ソースが濃厚なので食べた感がある。
たこ焼きを食事として食べるか間食(おやつ)として食べるか
は永遠のテーマであり、個々人のポリシーによって変わってくる。こちらはおやつとして食べるには1人で8個はあまりにも多い。できれば食事と併用するか、軽めの食事としてオススメしたい。
個人的総合評価
"東京や他の地方から来た人にまず食べさせるべきたこ焼き"
うまい!
ここを食べずして大阪のたこ焼きは語れない!
名店認定 です!
おまけ
AR技術を使ってスマホのカメラからたこ焼きのサイズを測定する…
なんともハイテクな試みだったが果たして正確なサイズなのか全くわからない。
たこ焼きを並んで買い、さぁ食べようという時のテンションで落ち着いてスマホを起動し、サイズを正確にするためにスマホで周りを撮影し…
といった作業は本当に面倒である。次はノギスでも持って行こうかと思う。